2021-04-08 第204回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号
そういった例もありますし、特に新規制基準への適合というのは、自然ハザードに対する、何といいますか、非常に詳しく調べること、脅威に対して注意深い考慮を求めていますので、当初の申請がなかなか十分なものではないというのは多くの例が見られます。 したがいまして、審査の初期において不備を指摘をして改めて申請がなされるということは、幾つものサイトで実際には起きていることでございます。
そういった例もありますし、特に新規制基準への適合というのは、自然ハザードに対する、何といいますか、非常に詳しく調べること、脅威に対して注意深い考慮を求めていますので、当初の申請がなかなか十分なものではないというのは多くの例が見られます。 したがいまして、審査の初期において不備を指摘をして改めて申請がなされるということは、幾つものサイトで実際には起きていることでございます。
そして、プラントの安全審査で特に時間を要しているものというのは、サイトごとに異なる自然ハザードに対する評価、これが何よりも一番時間が掛かっております。先ほど申し上げた、断層活動、地震等に係る審査というのには十分な時間が必要です。さらに、プラントでも、プラントごとに耐震性の評価等は一つ一つ行う必要があります。たとえ同型炉であっても、それぞれに耐震性等については厳格なチェックが必要であります。
一方、審査が長期化をしているプラントについては、これはプラントごとに異なる自然ハザードに係るものが大きな論点になっています。
先ほど御答弁差し上げた中でも言及をいたしましたけれども、長期化しているものについては、自然ハザードに係るものが大変多うございます。
原子力規制委員長は今年六月の記者会見の中で、自然ハザードの把握にこんなに時間が掛かるとは思わなかった、また、敷地内の破砕帯、それから設計基準地震動、設計基準津波高さ、こういったものを決めるのに、判断に極めて時間が掛かっているというふうな会見での御発言もございました。